日経平均株価が「割高」とか「割安」の基準を作らない方が楽になる

日経平均株価において、現状の価格が「高い」とか「安い」など判断する事があります。特に、現状価格はPER12倍程度だから割安である。とか、PBRは1.0倍以上だから割安であるなど。

確かに、価格を数値化すれば、現在の価格は過去の価格と比較して、「割高」なのか「割安」なのか、簡単に判断する事が出来ます。

それは、テクニカル分析にかけて価格を判断しているという事なのでしょう。そのような場面では、非常にテクニカル分析は便利であると考えています。

しかし、余りにもテクニカル分析の至上主義になってしまうと、余計に、価格の方向性を見失うケースが高いです。つまり、価格は教科書通りに進まない。そのような事も、理解しなければならないでしょう。

過去の数値と比較しても理解できない部分もある

確かに、過去の日経平均株価と比較して、割高なのか。それとも、割安なのか判断する事は大切です。今後、価格の方向性を判断する材料として、とても役に立つからです。

しかし、価格というのは分析だけでは理解できない部分もあるわけです。例えば、昨年の10月初旬、日経平均株価は24450円辺りまで上昇して、年初来高値を更新して行きました。

しかし、状況が一変して急落相場になりました。結局のところ、12月末に向けて、18950円まで下落して、年初来安値を更新して行きました。

わずか、3か月程度の期間で5500円も下落して行きました。しかも、年初来高値から年初来安値となって、かなり、極端な相場へ突入したわけです。

このような時期に、テクニカル分析だけ頼ってしまった場合。高確率で損失になってしまった場面という事になります。

要するに、価格の事実に含まれている「心理的な要素」を理解しなければならない。これは、テクニカル分析で表現することが、非常に難しい分野でもあります

結論

基本的に、価格が「高い」とか「安い」など判断には基準がないと考えます。この基準を作り出しているのは、TVやメディアなのかも知れない。つまり、メディアの意見を鵜呑みにしてしまうと、自分自身の判断が、ブレてしまう可能性もあるという事です。

それよりも、数分後、数時間後の価格がどうなっていくのか。詳細に分析したほうが無難であるという事。つまり、価格こそ「事実」である。そのことに、気が付くことが出来るようになれば、相場のノイズに惑わされる事はなくなるでしょう。