相場は中期的な上昇トレンドが終焉を迎えつつある

日経225先物の投資において、中期的な視点で考えると、1月中旬から3月上旬までの相場。約2か月間程度の上昇トレンドが継続していました。1/4は、大発会19420円。3/4は、高値21660円まで上昇しました。

つまり、半値戻しである21700円近辺を達成したことになります。2か月間程度で、およそ2240円程度上昇しました。ここまで上昇すれば、お見事であるという事なのでしょう。

そこから、3/8は、安値20640円まで下落しました。今度は、ここまで価格が、「戻り売り」となってしまうと、下値模索の展開は避けられない相場となってしまう。例えば、このまま上昇回復して、22000円の節目を超えたとしましょう。

そこから、順調に上昇したとしても、どこかの場面で下落する場面に遭遇する確率が高いです。何故なら、海外投資家にとって、収益を積み重ねるチャンスが到来しているからです。

海外投資家はミドルレンジの中心を得意とする

海外投資家は、ど真ん中のレンジを好む傾向があります。つまり、価格は高値圏でもなく、安値圏でもない。しかし、価格は上昇してもおかしくない。もしくは、下落してもおかしくない。

この曖昧で、先読みする事が難しい相場。つまり、どちらの方向へ進んだとしても、構わないようなチャートを好むという事です。それが、持ち合いレンジ相場という事になります。

持ち合いレンジとは、当面の高値圏をキープする。そして、安値圏もキープする。結果的に、

・上値抜けトライすると見せかけて「戻り売り」によって下落する。
・下値抜けトライすると見せかけて「買い戻し」によって上昇する。

冷静に考えると、高値圏にレジスタンス抵抗線があるので折り返す。そして、安値圏サポートラインがあるので折り返す。ただ、レンジの中で、上下を繰り返しているだけなのです。

海外投資家は持ち合いレンジ相場が得意である

最近の外資系証券会社や大手ヘッジファンドなど。AI取引が主流となっております。昔のように、優秀なディーラーたちが、手動で売買取引しているわけではなく、AI取引によって、自動で売買取引しているという事になります。

ちなみに、AI取引というのは優秀です。何故なら、たくさんの優秀なプログラマー、金融工学、経済論理の熟達者が集まっている。そして、彼らが集まって、1つのプロジェクトを自動売買ツールとして、AI取引へ活用しているわけです。

あとは、確率の問題も考えれらます。果たして、ミドルレンジ外で収益を期待できるのか。それとも、ミドルレンジ内で、上下を繰り返した方が収益になるのか。

その時の相場状況にもよりますが、後者「ミドルレンジ内」の方が、都合が良いのではないでしょうか。つまり、収益を積み重ねるためには、ミドルレンジ相場が必要である。

個人投資家は持ち合いレンジ相場が苦手である

一方で、多くの個人投資家は、持ち合いレンジ相場が苦手のようです。何故なら、収益を稼ぐ場面が少ないからでしょう。ある程度の値幅でしか上下を繰り返さない。だから、「順張り」したとしても、折り返され「損切り」になったりするのです。

あとは、過度のブレイク期待が原因なのかも知れません。つまり、

・高値圏になればレンジブレイク期待で「買い」検討する。
・安値圏になればブレイクダウン期待で「売り」検討する。

もし、「順張り」ブレイクが成功して、収益を積み重ねることが出来れば、どんなに気持ちがいいことでしょう。自分自身の推測が、相場に反映されれば「安堵感」が得られるわけです。

でも、相場はそんなに上手く機能しない。その理由として、海外投資家の売買動向による大量売買です。つまり、個人投資家が、どんなに余裕資金があって、大量の建玉をぶつけたとしても、彼らの豊富な資金には勝つことが出来ないという事になります。

大切なのは海外投資家の意図を読み取ること

海外投資家は、ミドルレンジが収益を向上させるポイントとなる。だから、ブレイクの期待は禁物です。このルールを当てはめるだけでも、相場の見方が変わってくるでしょう。

もうすでに、相場のトレンドは転換しているかもしれません。それは、現在進行形では分かりません。つまり、日経225先物の投資にチャレンジする場合。

つねに、チャートの右端に立って、価格を推測しなければならないからです。だから、先が読めないのは当然のことです。