上昇トレンドが継続している時の「売り」仕掛けは単なるダマしになるかも知れない

nikkei225img-

価格というのは、つねにトレンドを形成しております。例えば、現在のトレンド傾向が上昇し続けているのであれば、上昇トレンドである。下落しているのであれば、下落トレンドなのであります。

そして、場合によって、価格というのは停滞する時期を迎える。抵抗線と支持線を作り上げて持ち合い相場となって、価格が推移していく場面もあるということであります。

現在、日経225先物の価格においては、間違いなく上昇トレンドが継続しているのであります。日経平均株価においても、史上最高の連騰記録を迎えることができました。

そして、株価は22000円台が射程圏内に入っており、今までに経験したことのない、未知のゾーンに突入しようとしている最中なのであります。

その時に、価格というのは常に上昇し続けている。というわけではありません。高値圏に突入すれば、当然の事ながら、利益確定売りに押される場面があるということです。

そして、現在の株価水準から考えれば、わずか数時間程度で150円~250円以上下落する。なんて事は、よくあるパターンなのかも知れません。

そこで、高値圏にて短期的に下落したからといって、下落サインとして捉えない事。これが大切であります。いままで、上昇し続けていた分として、利益確定の押されるのは、ごく自然の出来事である。

むしろ、良い具合に「売り」を調整しながら停滞しているのであれば、無理なく上昇トレンドが形成されている証拠なのでしょう。

売り目線になるのはまだ早いかも知れない

個人投資家によって、それぞれ得意のトレード方法があるわけです。その時に、自分自身は、「買い」から利益を追求できるタイプなのか、「売り」から利益追求できるタイプなのか。良く、考えて見ると良いでしょう。

現在のような上昇トレンド継続している場面において、「買い」目線で捉えることが出来るのであれば、どんどん利益を追求することが出来たという事であります。

当面の抵抗線を打ち破って、何度となくレンジブレイクが発生している。そこで、ブレイクアウト「買い」をすれば、何度も利益を追求できたわけであります。

逆に、ここが天井である。と考えて「売り」目線で考えていたのであれば、今回のような、上昇が継続している価格に対応するのは、相当難しかったのではないでしょうか。

売り方は、つねに劣勢に立たされた状態が数日間にとどまらない。それどころか、1か月以上も、継続し続けているのですから。

どちらか「買い」と「売り」に的を絞ることも大切である

例えば、株式投資であれば信用取引を利用しない限りは、「買い」に的を絞って投資する事になります。ちなみに、2012年10月の日経平均株価は、およそ8500円台でした。

現在2017年10月の日経平均株価は、22000円台に突入するような勢いです。わずか、5年余りで13000円以上も上昇しております。指数価格がこれだけ上昇するのは前代未聞であります。

もしも、この間に株式投資を中・長期でホールドしていれば、相当の利益を確保する事が出来たのでしょう。それは、日経平均株価の構成銘柄である大型株だけとは限りません。

新興市場銘柄であるマザーズ上場の構成銘柄においても、軒並みに上昇していった銘柄なども、多く見られました。

日経225先物取引というのは、「買い」と「売り」の取引。両方から「利益」を追求することができます。しかし、逆に捉えると、どちらからも「損失」になってしまうという事です。

投資のプロや上級者であれば、両方の売買を繰り返して、上手に利益を追求することが出来るのかも知れません。

ただし、一般の個人投資家であれば、「買い」と「売り」の両方を使いわけて、利益を追求することは難しいという事であります。ならば、

・上昇トレンドのときは「買い」のみに的を絞って、新規「買い」エントリーする

・下落トレンドのときは「売り」のみに的を絞って、新規「売り」エントリーする

という投資手法など、とても有効的であると考えております。

1度発生したトレンドというのは継続力があって粘り強い

何度か、価格が揉みあいながら、結果的に価格は一方向へ進んでいく。もしも、トレンドが発生した場合は、中・長期的に継続する可能性が高いのであります。

その時は、テクニカル分析が機能しなくなる程、どんどん数値を押し上げ(下げ)て行ったりするものです。

現在のような上昇トレンドが継続している時に、利益確定売りが発生する時もあります。しかし、それは一時出来な「売り」仕掛けなのかも知れません。

しばらくすると、売りの建玉を吸収ながら、再度価格は上昇していく。結果的に、単なる利益確定売りであった。なんてことも考えられます。

無理をして「売り」目線に切り替えるのではなく、しばらくは相場に巻かれる。時には、難しく考えずに、トレンドに沿って売買することも必要なのかも知れません。