米国の債券市場は準イールドに転換。株にはポジティブなサイン

日経225先物投資のUTA「@Twitter」です。

昨日の日経平均株価の終値・26,334.98円。

25日移動平均線・26,856円辺り。

※投資家別動向「買い越し・売り越し」金額。

個人投資家海外投資家
2021年・09月 -5891億 -1401億
2021年・10月 1159億 6937億
2021年・11月 1453億 -2877億
2021年・12月 -4190億 -7032億
2022年・ 1月 6738億 -2794億
2022年・ 2月 -517億 -4499億
2022年・ 3月・第1週目  2941億 -2692億
2022年・ 3月・第2週目 1853億 -9935億
2022年・ 3月・第3週目 -3556億 -1955億
2022年・ 3月・第4週目 -3472億 -1649億
2022年・ 3月・第5週目   915億  3603億

日経225先物の観測

今週のレンジ予想として、

26500~28000円辺り。

今週、休場日はございません。

個人投資家と海外投資家の動向

3月・第5週目。

個人投資家   915億
海外投資家  3603億

ちなみに、投資家別の売買動向。今後、価格の方向性を把握するための材料になります。特に、海外投資家の動きには注目しています。海外投資家は3月第5週は買い越し(3603億)となり5週連続で売り越しも終了しました。また、個人投資家も買い越し(915億)に転じて、2週連続で大幅な売り越しから少しだけ買い戻す動きとなりました。依然として海外投資家・個人投資家ともに身軽な状態であると言えます。

NYダウ平均株価と為替ドル円の観測

米国、主要指数のレンジ予想。

NYダウ平均株価、34200~35500ドル辺り。

原油価格、1バレル93~105ドル辺り。

恐怖指数、VIX17~24辺りが意識される。

今週、15日(金)は聖金曜日で休場となります。

米国市場全体のボラティリティもだいぶ落ち着いてきましたのでこれからはファンダメンタルに沿った値動きに移っていくでしょう。長期金利の上昇が続いており、ハイテク・グロース企業にとっては上値の重い展開が続いておりますが、バリュー株が堅調に推移しているため、全体的には底堅い動きが続くと考えられます。

為替ドル円のレンジ予想。

今週、123.00~125.50円辺り。

約2.5円(250pips)程度のレンジを想定。

日米の金融政策の違いが鮮明になっており、方向的には円安に振れやすい状況が続くでしょう。4月に入り日本に金融政策は国際買いを増やすなど緩和方向に進んでおります。一方で米国ではインフレが引き続き市場の重要なテーマになっておりますので、どちらかといえば引き締め見方が継続していくでしょう。このような背景から方向的には円安とみるのが普通だと考えます。

本日、早朝の相場観

さて、本日の日経平均株価は堅調に推移するでしょう。

米国のCPI発表があり変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は、前月比0.3%上昇と、2月の0.5%上昇から鈍化、前年同月比も6.5%上昇と市場予想の6.6%上昇を下回りました。これにより米国株式市場はいったん買いで反応しましたが、その後だらだらと売られる展開となりました。

ただ、米国債のイールドカーブは3月29日に発生した逆イールドから、徐々に戻ってきております。現時点では2年債2.4%程度、5年債2.67%程度、10年債2.72%程度、30年債2.83%程度となっており、市場の見方も「FRBの過度な引き締め」や「経済のリセッション」といった懸念は払しょくされつつあります。

株式市場の関心ごとで大きいのは、米国のインフレでありFRBの金融政策の見通しであるので一時期の過度な懸念は今後は和らぐ方向に進むと考えられます。

中国のコロナも落ち着く兆しは今のところ見れませんがし、上海のロックダウンによる中国経済の停滞懸念もまだ払しょくされてません。ただ、中国の徹底したコロナ対策は日本と違うので、警戒期間はそんなに長引かないとの見方もあります。ウクライナ情勢の懸念などもありますが、これらのどれかが改善の兆しが見れれば日経平均株価の上値も急激に軽くなるでしょう。その時のために備える時期かもしれません。

まず、午前中のザラ場から相場を観測する事にしましょう。

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