上値が重いが金融株中心に底堅い展開へ

日経225先物投資のUTA「@Twitter」です。

先週末の日経平均株価の終値・26,985.80円。

25日移動平均線・26,780円辺り。

※投資家別動向「買い越し・売り越し」金額。

個人投資家海外投資家
2021年・09月 -5891億 -1401億
2021年・10月 1159億 6937億
2021年・11月 1453億 -2877億
2021年・12月 -4190億 -7032億
2022年・ 1月 6738億 -2794億
2022年・ 2月 -517億 -4499億
2022年・ 3月・第1週目  2941億 -2692億
2022年・ 3月・第2週目 1853億 -9935億
2022年・ 3月・第3週目 -3556億 -1955億
2022年・ 3月・第4週目 -3472億 -1649億
2022年・ 3月・第5週目   915億  3603億

日経225先物の観測

今週のレンジ予想として、

26500~28000円辺り。

今週、休場日はございません。

個人投資家と海外投資家の動向

3月・第5週目。

個人投資家   915億
海外投資家  3603億

ちなみに、投資家別の売買動向。今後、価格の方向性を把握するための材料になります。特に、海外投資家の動きには注目しています。海外投資家は3月第5週は買い越し(3603億)となり5週連続で売り越しも終了しました。また、個人投資家も買い越し(915億)に転じて、2週連続で大幅な売り越しから少しだけ買い戻す動きとなりました。依然として海外投資家・個人投資家ともに身軽な状態であると言えます。

NYダウ平均株価と為替ドル円の観測

米国、主要指数のレンジ予想。

NYダウ平均株価、34200~35500ドル辺り。

原油価格、1バレル93~105ドル辺り。

恐怖指数、VIX17~24辺りが意識される。

今週、15日(金)は聖金曜日で休場となります。

米国市場全体のボラティリティもだいぶ落ち着いてきましたのでこれからはファンダメンタルに沿った値動きに移っていくでしょう。長期金利の上昇が続いており、ハイテク・グロース企業にとっては上値の重い展開が続いておりますが、バリュー株が堅調に推移しているため、全体的には底堅い動きが続くと考えられます。

為替ドル円のレンジ予想。

今週、123.00~125.50円辺り。

約2.5円(250pips)程度のレンジを想定。

日米の金融政策の違いが鮮明になっており、方向的には円安に振れやすい状況が続くでしょう。4月に入り日本に金融政策は国際買いを増やすなど緩和方向に進んでおります。一方で米国ではインフレが引き続き市場の重要なテーマになっておりますので、どちらかといえば引き締め見方が継続していくでしょう。このような背景から方向的には円安とみるのが普通だと考えます。

本日、早朝の相場観

さて、本日の日経平均株価は堅調な展開となるでしょう。

先週末の米国株式市場は、長期金利が2.7%まで上昇したことでナスダック市場が1.34%下落しましたが、金利上昇により軟調であった銀行株などに見直し買いが入りました。その影響を受けて、日経平均株価も上値の重い展開でスタートすると思いますが、銀行株や保険株などに買いが入ることで全体としては底堅くなるでしょう。

また、来週からは日経平均株価に影響のある輸出企業の決算発表があり、現在の円安水準による今後の業績上方修正期待などが入りやすくなるため現在の27000円近辺では見直し買いが入りやすい地合いになっていくことが予想されます。

現在の株式市場には「ウクライナ情勢」「米国金融政策正常化」「資源高によるコスト上昇」「中国コロナ」など懸念材料が多いために、積極的な買いが入りにくい状況であります。ただし、株式市場はこれらの材料をある程度織り込んでおりますので、何かのきっかけでは大幅に上昇しやすい状況であると考えます。

まず、午前中のザラ場から相場を観測する事にしましょう。

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