【レンジ相場継続ですが、上方へのレンジブレイクの備えも必要か】日経225mini先物の相場観

日経225先物の相場観です。

1週間、「寄付・高値・安値・終値」の
価格の動向から確認していきましょう。

始値高値安値終値値幅
278802841027390276601020

まず先週の相場。日経平均株価は習慣の値幅こそ1020円と大きく動きましたが、これは米国の夜間取引で一時28410円まで上昇したためでありますが、日本時間ではほぼ横ばいの状態となりました。先週と先々週で日経平均株価が3000円程度の急上昇した反動で上値を抑えましたが、乗り遅れた投資家の押し目買い意欲など、下落局面では底堅い動きになりました。

今週の展開。先週のようなもみ合う展開が予想されます。「ウクライナ情勢」「世界的なインフレ」「中国のコロナ」など懸念される材料がそれなりにそろっていることで上値を重くする可能性があります。ただ、「こんな状況で株が上昇するはずがない!!」という見方が参加者の中で蔓延しており、二番底まではいかないもののそれなりの下落を予想している投資家や分析者がかなり多いことが気になります。そのような状況は、ちょうどコロナ相場に起こったようにスルスルと反対の方向(上昇)に行ってしまうのが相場というものであります。

為替(ドル円)の大きく影響を受けている日経平均株価「 円安=日経平均株価上昇 」

現在の日経平均株価はドル円相場との相関関係が非常に強くなっております。当然ですが、円安ドル高は輸出企業の決算に大きく影響を受ける関係で、トヨタなどの大型株が反応するからであります。新聞などの報道では円安は経済をダメにするといった記事が連日のように掲載されております。ただし、株式市場で形成されている価格はあくまでも企業利益を反映しており、日本経済の良し悪しではありません。つまり、トヨタのようなグローバル企業は利益の大半(75%程度)は海外であり、その他の日経平均主要銘柄(村田、ソニー、日本電産など)もその程度かそれ以上の海外売上比率で構成されております。それゆえに「円安=日経平均株価上昇」となっているのです。

普通に考えれば「日米金利差拡大→円安ドル高」

先週は少なくなってきましたが、いまだに「米国金利上昇=株下落」といった記事や投稿があります。現在の米国株式市場は一時期の金融相場(金利低下→株式上昇)が終了して業績相場に移っております。つまり株式市場が上昇すれば債券が売られるといったような上昇になっております。米国FRBが政策金利の引き上げを行っておりますが、FRBがFOMCで25bpではなく50bpの引き上げを示唆しているのは、インフレが加速しているのもありますが、大きな理由は「米国経済が利上げに耐えられるほど好調である」といった自信があるからだと考えております。日本の報道だけを見ていると「インフレが抑えきれなくて利上げを急がなくてはいけない」みたいな報道の仕方をしておりますが、FRB理事の方々の話を聞いていると必ずしもそのような感じではありません。米国経済はイメージよりも強いとみて良いと思います。このような状況では米国の政策金利引き上げは淡々と行うし、時には50bpもあるでしょう。一方で日本の金融政策は4月に入り緩和の方向に行ってます。つまり、少し長い目で見ると日米金利差は金融政策のスタンスの違いから広がる方向であり、トレンドとしては円安ドル高になると考えるのが普通でしょう。

日経平均株価はどこかのタイミングで上方にブレイクするのか

上記の背景から日経平均株価は懸念材料で上値を抑えられますが、株へのポジション再構築の動きや上昇相場に乗れてない投資家の押し目買いなどがり下値も底堅く推移するでしょう。きっかけは何か想像できませんが、何かのタイミングで上方へのレンジブレイクがあってもおかしくありませんのでその備え(心の準備)を持っておくといいでしょう。

今週のレンジ予想として、

27600~28800円辺り。

今週、休場日はございません。

個人投資家と海外投資家の動向

3月・第4週目。

個人投資家 -3472億
海外投資家 -1649億

ちなみに、投資家別の売買動向。今後、価格の方向性を把握するための材料になります。特に、海外投資家の動きには注目しています。海外投資家は3月第4週は再び売り越し(-1649億)となり5週連続で売り越しています。また、個人投資家も3月第4週は再び売り越し(-3472億)となり2週連続で大幅な売り越しとなっております。(3月第3週は-3556億)個人投資家のポジションもだいぶ軽くなっている状況です。

米国市場はどうなっていくのか

米国、主要指数のレンジ予想。

NYダウ平均株価、34500~35800ドル辺り。

原油価格、1バレル93~110ドル辺り。

恐怖指数、VIX17~22辺りが意識される。

今週、休場はございません。

米国市場全体のボラティリティもだいぶ落ち着いてきましたのでこれからはファンダメンタルに沿った値動きに移っていくでしょう。企業業績や金利の上下など教科書通りの要因で動きますので値幅的にはかなり落ち着くと思います。

為替市場はどうなっていくのか

為替ドル円のレンジ予想。

今週、121.00~125.00円辺り。

約4.0円(400pips)程度のレンジを想定。

日米の金融政策の違いが鮮明になっており、方向的には円安に振れやすい状況が続くでしょう。4月に入り日本に金融政策は国際買いを増やすなど緩和方向に進んでおります。一方で米国ではインフレが引き続き市場の重要なテーマになっておりますので、どちらかといえば引き締め見方が継続していくでしょう。このような背景から方向的には円安とみるのが普通だと考えます。

日本市場の動向を更新します

明日、ブログにて更新していきます。