果たして「買い」と「売り」のどちらが有利なのか?

果たして株価を「売り」目線でトレードした場合。どれくらい儲かることができるのか。昨年のような、新型コロナウィルスの影響によって、株価は下落しました。

ただし、その時期は短期的であり数か月経過すると元の価格帯まで上昇回復しました。それどころか、今年になって日経平均株価は30500円を超える場面が見られました。

つまり、現状は「売り」検討すると、損失になってしまう傾向が高いのでしょう。そして売りと買いのトレード方法やタイミングはまったく違う働き方をしますので、ただ反対売買すれば良いという考えは危険です。

・価格が買いトレンドを形成するときは穏やかな曲線を描きながら上昇していく
・価格が売りトレンドを形成するときはとんでもないスピードで瞬時に下落していく

上昇トレンドは緩やかに上昇して行くのにも関わらず、下落トレンドは一気に加速して下落していくケースが多いのです。

「売り」からエントリーすることに抵抗がある

おそらく、「レンジブレイク買い」や「押し目買い」に的を絞っているトレーダーならば、上昇中に「高値売り」することに抵抗があるかもしれません。

それは売りは儲からないという考えを持っているからかもしれません。そして普段の生活からかけ離れていて、習慣的に馴染みがないというのも原因かもしれません。

商売をするのにも、貯金をするのにも資金を積み上げることをしなければなりません。常識的に考えると、資金を切り崩していくことはしないわけです。

つまり社会的常識や社会に精通している経歴が長い人ほど「売り」に対して偏見をもっているということですね。

しかし、それが相場の世界で正しいかどうかは別の判断になります。上昇トレンドと同じくらいに下落トレンドも注意深く監視していくことが大切なのではないでしょうか?

短期的な下落中は怖くて売れない

上昇トレンドはやがて終焉を迎えます。高値圏で抵抗ラインを超えられずに、何度もトライしている場合です。やがて山なりに価格が戻ってくる時は、下落トレンドの初動なのかもしれません。

高値圏から価格を下げてきたから押し目買いするトレーダーが多いわけです。そこに一気に売りをぶつけてこようとする攻防が始まります。

・買い建玉の量が売り建玉よりも多い 上昇ブレイクを形成
・売り建玉の量が買い建玉よりも多い 下落トレンドを形成

やがて売り方が有利に働いた場合は、一気に下落を加速していきます。そのときの支持ラインなどが崩れ始めて、「こんなに下落していくのか?」というようなパニックに陥ります。

高値圏で買い建玉をホールドしていたトレーダーはあまりの出来事で、心理的にも落ち着かない状態が続きます。こういう時が損切りできない理由なのでしょう。

大幅に下落しているのにもかかわらず買い方は建玉をホールドしている。そして、やがて価格が落ち着いてきた時に、冷静になって損切りする。気づいた時には想像もつかない大損失になっています。

再び上昇トレンドに戻していく

高値圏で買ってしまい安値圏で投げ売りしてしまう。残念ながら個人投資家なら良くあるパターンかもしれません。損切りラインを守っていないどころか逆指値を設定していないと、最悪のシナリオが待っていることになります。

では安値圏での「投げ売り建玉」を、誰が「新規買い」しているのでしょうか?間違いなく海外投資家たちでしょう。それは、チャートと出来高を見れば一目瞭然です。

彼らは、個人投資家が我慢しきれずに一斉に投げ売りした場面を見逃しません。逆に買い建玉をぶつけて攻防を繰り返します。

当然だけど売りは買いと同じくらい儲かる

このように、日経225先物は上昇トレンドでなくても利益を得られるわけです。買い目線だけに的を絞るのではなく、売り目線にも気を配ることが大切です。

ゆっくりと1~3ヶ月間くらいかけて上昇トレンドを作り上げて価格を押し上げたとします。それをわずか3日間で下落トレンドに変えてしまい価格が元の位置に戻ってしまうなど。

それくらい下落トレンドのスピードというのは速いモノです。それに追いつけるかどうかは別として、冷静に対応できるかどうかが大切でしょう。

じっくりと焦らずにトレードの検証と研究を繰り返していきましょう。