チャートの型が三尊「逆三尊」になったら難しい局面に遭遇している場面である

日経225先物【画像06】

よくあるチャートのパターンとして、三尊が取り上げられます。一旦価格が上昇してから、安値を更新する事なく、再度上昇していく。すると最高値を更新していくわけです。

そうかと思ったら、今度は最高値を更新する事なく下落していき、価格は、ある程度戻り上昇するが、結局下落していくパターンであります。逆三尊とは、その逆の型であります。

われわれは、つねにチャートの右端にいます。自分自身が先頭に立って、価格を予想しなければならないのです。そのために、過去のチャートを分析して、未来の価格を予想しているのです。これが本来あるテクニカル分析の基本であります。

しかし、当然のことながら、価格を予想するのは難しいということは自明の理であります。特に、三尊や逆三尊の場合は、スイングトレーダーからすると難局を示すチャートになるわけです。

上昇・下落パターンのどちらにでも見えてしまう

三尊形成の初動は上昇トレンドのように見えます。保ち合い相場を上抜けしてから、価格が上昇して行き、一旦は下落するも、安値を更新する事なく上昇して行くのです。

そこから出来高を増やしていきながら、直近の最高値を更新していきます。ちょうど三尊の、頭「トップ」にあたっている場所が、最高値になり、ここから下落していくパターンです。

チャートを分析していると、そのトップにある時点では、上昇トレンドとしてグングン伸びている状態にも見えるわけです。

押し目買いが入れば、さらに直近の高値を更新していくようなチャートであります。2012年11月~2013年5月までの7か月間は、そのような上昇トレンドが続きました。

チャートの右端に立って、過去を分析すれば、結果的に三尊形成だったということになります。なので現在進行形で、指数先物に参加している時点では、わからないということです。

身動きが取れない状態になる

上昇もするし下落もするし、ついて行けないパターンに巻き込まれてしまいます。とくに個人投資家ならば、慎重に判断して、新規建玉エントリーする方が多いでしょう。

そうすると、建玉の入りどころに困惑してしまいます。結果的に中途半端なポジションを持つことになり、簡単に損切りを迫られてしまうわけです。

昨日は、価格が上昇して行ったのにもかかわらず、本日は、価格が下落するという不安定な状態が続きます。上下に激しく変動して行く為に、デイトレーダーからすれば、絶好のチャンスということになります。

そういうときは、どちらか一方に的を絞ってエントリーするとよいでしょう。つまり、「買い」だけに的を絞るのか?「売り」だけに的を絞るのか?ということです。

テクニカル分析に新しいモノはない

このように、将来の価格を予想するためにテクニカル分析を使用するわけです。そして、分析するツールは個人によって様々です。

移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表、エリオット波動、ローソク足、酒田五法、三尊など。すべてに共通することは、一昔前から存在しているツールであるということです。

最近になって完成されたツールではありません。それだけ信頼性があって、変更する必要がないほどの完成されたツールなのでしょう。

チャートは何度も同じパターンを繰り返す

価格は、上昇し続けることはありませんし、下落し続けることもありません。どこかのタイミングで停滞して休憩したりもします。それらの組み合わせによって繰り返されているのです。

なので、同じようなパターンになる事が多いのです。こういう時に、特徴的なチャートを記憶していると、分析の引き出しが増えて、価格が予想できるようになるのです。

チャートにしてもテクニカル分析にしても、結局は同じパターンに当てはめることによって、値動きを予想するれば良いのです。

その時に、難しい局面に遭遇するようであれば、無理せずに「見送り」することも大切です。つまり、三尊や逆三尊のチャートパターンというのは、そういう時期であるということかもしれません。