損切りできないのは今までの経験が荷物になっているのかもしれません

日経225mini先物の説明40

投資の手法として損切りすることは大切です。もしもできないというのであれば、自分の経験や負けを認めたくないという欲望が働き過ぎているのでしょう。

個人投資家の中には損切りラインに到達したら、ナンピンして瞬間的に損失を減らす。そしてひたすら回復するのを待った時に、手仕舞いして利益を得るという人もいらっしゃいます。

しかしそれは、ごく限られた方のみ通用する方法なのでしょう。時間軸も計算しなければならないですし、そうなってしまうと今後は相場で生き残る事は難しいかもしれません。

相場には明確な基準がない

相場の世界は常識的なできごとが通用しません。つまり普段から生活しているスタイルを、投資に向けても無駄であるということです。

・日常の価格(商品)は決まっているので確実である
・相場の価格は決まっていないので不確実性である

日常では、生活用品から物販すべてにおいて価格が決められています。なので明確な基準に対してお金を支払う事ができれば、売買が成立するということです。

相場では明確な基準がありません。いくらお金を投入したとしても、建玉量を増やす事ができますが儲けられる訳ではありません。つまり、何もかもが通用しないということです。

自分自身の経験が邪魔をする

相場というのは非常に曖昧であり、解りづらい世界なのです。それは参加している以上は、永遠に続くものだという認識が必要です。

なので頭の良い人ほど、相場に対していろいろと考えて悩んでしまうことになり、理解に苦んでしまうのです。

今まで社会で培ってきた経験値や人柄などによって、賃金という対価を得られた世界とはわけが違います。まさにミラクルワールドに参加していると考えた方が良いでしょう。

だから価値観や経験が邪魔になる場合があります。社会で成功を納めてきた人は理論的です。そのような人が、相場の世界で敗北を認めることがどんなに大変なことでしょうか?

相場で全勝を納める事は、神話に近いくらい不可能なことです。もしもそんな事ができるようであれば、誰でもお金持ちになっていることでしょう。

自分で責任を取る

相場の世界で大切なことは、自分の行動に対してしっかりと責任を果たす事です。新規建玉を建てた後に、真逆の方向へ行ってしまったときの対処をしていますか?

損切りラインに達したのにも関わらず、躊躇してためらっていませんか?それは自分が建てた計画を踏み倒す行為であります。たいてい責任から逃れると最悪のシナリオが待っています。

なかには損切りラインでロスカットせずに価格が元の位置まで回復したなんてケースもあります。ただしそれは、間違ったトレード方法を身につけることになるでしょう。

外国人投資家たちは、そう簡単にわれわれ個人投資家たちを勝たしてくれません。私たちがどこで損切りラインを設定しているのか?どれくらい時間帯まで我慢できるのかを熟知しています。

それらに巻き込まれない為にも、自分で計画したラインを必ず守ることが大切です。途中から変更する事がない様に、しっかりと納得してから新規建玉を建てる必要があります。

あまりにも広い世界である

現実の世界ならば、エベレストの高さや海の深さなどを数値で表す事ができます。車の価格や家の価格などは値段で表す事ができます。

しかし相場の広さはどのように表現して良いかわかりません。敢えて言うのならば、とても「広い」世界であるということです。限界もなく尺度で表現するのが難しいのです。

そんな異空間の場所へ、あなたが参加することになるのです。だからしっかりと自分をコントロールしなければ、すぐに倒されて溺れてしまうことでしょう。

一見すると残酷のような世界かもしれませんが、相場はあなたを落とし入れようとか考えていいる訳ではありません。相場にとってあなたは、とても小さな存在として認識されています。

相場に対しての感情は、自分の「心理」の中に存在しているのですから。自分自身でいくらでもコントロールすることができます。