天井と大底のパターンを見極めるのは大切だけど当てる必要はない!

日経225mini先物の説明58

日経225先物指数を売買するのならばファンダメンタル分析よりもテクニカル分析を使用してトレードすると良いでしょう。

そもそも指数の取引をするわけですからファンダメンタル分析の必要がありません。価格が上昇したり下落したりする動きに対して、すでに情報は織り込まれているからです。

なので、テクニカル分析を使用して「今は買い時かな?売り時かな?」という判断をすればよいわけです。移動平均線を使用するのか、ボリンジャーバンドを使用するのか、それとも一目均衡表を使用するのか?

個人投資家によって分析する使用方法は違うのでしょう。しかしテクニカル分析は、時として機能しない場合もあります。教科書通りにトレードして、簡単に儲かるような世界ではないという事ですね。

とくに高値圏にある天井パターンと安値圏にある大底パターンについては、何もかも機能しなくなるケースが多いのです。

天井パターンの場合

相場が高値圏にある場合は、緩やかにじっくりと停滞しているケースが多いです。そしてタイミングによってはブレイクアウトして再び上昇して行くのですが、停滞していた位置に元通りになるケースが高いです。

というのも高値圏では、個人投資家がブレイクアウトを狙って「買い」建玉を仕込んでいます。まだまだ上昇するだろうと考えている強気派の意見を尊重しているのです。

そこを逆手に捉えているのが外国人投資家なのです。買い建玉を吸収して売り建玉を仕込んでいきます。もちろん個人投資家に見つからないようにするために、ダマシブレイクで上昇すると見せたりカモフラージュも取り入れたりします。

だから天井パターンの場合は、比較的に長い時間をかけてゆっくりと停滞するわけです。高値圏ではすぐに下落する事がないので、まだまだ上昇するようなチャートに見えてくるのです。

さらにニュースや新聞などで「底堅い動き!」とか「下落しないのなら上昇する!」とか連日のように楽観的な情報が流れ始めた場合は注意が必要です。

大底パターンの場合

相場が安値圏にある場合は、素早く上昇に向かうケースが多いです。そしてタイミングを見計らって上昇したのかと思いきや、もう一度安値圏に戻ってくるケースが高いのです。

チャートを見るとダブルボトムの形成です。こういう時は滅多にないチャンスです。それではなぜすぐに上昇していくのでしょうか?

もともと高値圏で推移していたのにもかかわらず、不意打ちを仕掛けて下落するわけです。その下落するスピードというのはとても速いモノです。

だから高値圏で買い建玉を、ホールドした個人投資家たちはパニックになります。下落トレンド中はサポートラインや支持線などをバンバン崩していきますから、指標が参考にならないのです。

え!こんな位置まで下落するの?という想像もつかない場所まで個人投資家を巻き込みます。やがて冷静になった時に損切りをするのです。そうすると価格は再び上昇しはじめます。

難しいのは天井から売ること

価格が高値圏でじりじりと推移している場合は天井の可能性が高いということです。しかし変則的な動きをするのも特徴です。

一旦は高値圏で停滞していたのにもかかわらずブレイクアウトしていく場合もあります。つまりどんどん高値を更新していくのです。

ならば上昇トレンドが継続しているのかと思ったらダマシになることもある。このように狭いスパンで変動していくのも天井に特徴的なパターンでもあります。

怖いのは大底で買うこと

価格が安値圏で推移しているにもかかわらず、すぐに反発する場合は大底の可能性が高いです。しかし、もう一度安値圏に戻ってから再び上昇するのも特徴であります。

どちらかといえば、天井よりも大底の方が特徴が現れやすいのでエントリーしやすいのです。しかし、さらに下落するんじゃないかという恐怖感や不安感が襲ってきます。

買いのチャンスであるのにもかかわらずチャートを見ると、もっと下落するような型を作り上げるのです。結果的に誰もが買わないような時に「買い建玉」を仕込んでいるのは外国人投資家たちだけです。

ITバブル崩壊やリーマンショックなどの売りが売りを誘発して、そんな崩壊する時期などは滅多にないわけです。かならずどこかで歯止めがかかり、再び上昇していくのが相場の波であります。

ニュースや新聞などは結果報告である

ニュースや新聞が3日連続で悲観的な情報を流した時は「買い」チャンスです。完全に、相場が強気派の意見に支配されている状態です。

ただ最終的に利益を得られるのは弱気派にいた方たちだけです。このように情報のダマしによって個人投資家は強気派に依存してしまい損失を増やしてしまうのでしょう。

情報というのは必ずしも正しいとは限りません。しかし証券アナリストや経済ジャーナリストの意見というのは、それなりに分析しているプロフェッショナルなので説得力があります。

でも、すでに価格に分析結果が織り込まれている場合が多くて、情報が結果報告になってしまう場合が多いのです。つまり結果論で現状の価格を説明している事が多いという事です。

彼らがマーケットを支配している訳ではありませんし、トレードしている訳でもありません。相場に肝心な要素である、心理的な部分を排除して解説しているのです。

天井と大底は狙わなくてよい

上記のパターンは必ずしも当てはまるわけではありませんが、長い年月をかけてチャートを見続けていると相場の癖を捉えることができるようになります。

その動きに対して、自分の得意な場面が到来した場合のみエントリーするとよいでしょう。そうすれば相場の波に対して、上手に乗ってスムーズにトレードできる確立が高いです。

天井や大底は当てる必要はありません。ある程度のサインが出てからエントリーしても遅くはありませんから安心して仕込みましょう。

大切なのは、情報に流されて「天井で買い」、「大底で売り」をしてしまわない事です。