外資系注文動向の指標を考える

外資系証券会社の注文状況を確認する事で、(売り) (買い) の観測状況、米国系証券とか 欧州系証券とか、買い越しなのか?売り越しなのか?を観測することができます。

外国人投資家は日本の市場において参加する時に、相当大きな売買量を取引します。なので日本の株式市場にとても影響力を与えます。すると、

・買い越しが優勢ならば 寄付き買いか?
・売り越しが優勢ならば 寄付き売りか?

これを過去10年間に渡って、
寄付きを順張りエントリー → 引けでエグジットする。

というシンプルな統計を取ると、圧倒的な利益になります。しかし、あくまで年数単位で統計したものに過ぎません。期間的にヨコヨコの時期が続いたりする事もあります。かつ、1日の利益に換算すると約5円程度です。チリも積もればなんとやらとか・・・・。

それにしても、現在の日本株式市場の盛り上がりは、外国人投資家の影響によるところが大きいのではないでしょうか?

しかし個人投資家の方たちの損失は、外国人投資家の利益へ流れていることを忘れてはいけません。つまり個人投資家の損失分を、海外の投資家達が利益として分け合っているという事になります。

だから海外の投資家は、日本の取引市場においてあの手この手を使って様々な仕掛けをしてくるのです。建玉量もトレード環境も、個人投資家とは比べものにならないくらい違いますから、正面から挑んでいくことはやるだけ空振りに終わります。

ではどうすれば良いのか?

ここは、外国人投資家が作る相場の流れについていけばいいという事になります。もしくは、その流れを気にせずに、独自の取引方法を見つけて淡々と取引してすることです。

コツコツ利益を積み重ねることをお勧めします。結局は、上に向くのか?下に向くのか?どちらなのかわからないのが相場のセオリーです。さまざまな指標を参考にしてその方向通りに取引すると、失敗するリスクが高くなってしまう。

株価は、日々新鮮な動きを求めていますし、その新鮮な動きに、結果として残った古い動きのテクニカルチャート指標を照らし合わせても、合致しないのは当然です。そもそも時間軸が違うのですから、指標はあくまで結果論としてとらえるべきでしょう。

NYダウ平均株価が大きく上昇して、当日の朝を迎えたとします。そうすると日経平均株価に影響を与えますが、寄付き時間帯には、もうすでに上昇しています。そこから上下どちらの方向に向かうのかはわからない。

為替(ドル)が、大きく円安に振れて上昇して、当日の朝を迎えたからといって、そこから上下どちらの方向に向かうのかはわからない。

予測を立てても、株価は新しい時間と共に動いていきますから、数時間前のデータ指標で予測しても、現実の時間に追いつかないのです。

ならば一層、指標を使用して取引しない方が良いのか?あくまで、参考指標として取引する時に向けて心構えをする為の材料として使用すれば良いのです。そうです、何度も言っている事です。

・指標を取引する為に 使用する → ×
・指標を心構えの為に 使用する → ○

あとは自分の投資に対する 心構えを成長させていく事に磨きをかけるのです。