いったい個人投資家と外国人投資家では何が違うのかを考える

日経225先物投資 心得16

外国人投資家の仕掛けというのは、見事としか言いようがないくらいに巧妙であります。それはチャートを見ていると分かります。

われわれ個人投資家を市場から振るい落とそうと考えているので、仕掛けるタイミングにこだわっています。チャンスさえあれば何度も攻撃してくるのです。

ダブルボトムやダブルトップなどあらゆるチャートを形成して、個人投資家の買いタイミングを助長したり、売りタイミングをフォローしたりします。

一見すると順張りで考えた時には、個人投資家の味方になっているように思われますが、われわれを助けてあげようだとか、たまには利益を分配してあげようなんて微塵も考えておりません。

外国人投資家の利益

ちなみに外国人投資家やヘッジファンドの収益はどこから得ているかわかりますか?それは、われわれ個人投資家の損失から利益を得ているわけです。

個人がお金を失えば失うほど、外国人投資家は利益が得られるのです。その大きな損失を各ディーラたちで分け合っているという事です。

だから仕掛けるタイミングや売買しやすくする為のチャート作りに余念がありません。まるで「ここは買いタイミング!ここは売りタイミング!」と言っているかのようにチャートで表現してくるのです。

個人投資家が大勢になっても勝てる相手ではありません。ここは素直に受け入れて、外国人投資家が作り上げたチャートに乗っていくのが一番なのです。

自分の主張や欲望が通用するほど相場は簡単ではありません。

祝日を利用して仕掛けてくる

彼らのもっとも巧妙な手口は、祝日を利用して仕掛けてくるという事です。日経225先物取引の2016年2月10日(水)~2月12日(金)を覚えていますか?

・2月10日(水)日中
始値 16130
高値 16160
安値 15410
終値 15670

・2月11日(木)祝日で休場

・2月12日(金)日中
始値 15180
高値 15290
安値 14800
終値 14800

2月10日(水)日中の高値16160円
2月11日(木)祝日
2月12日(金)日中の安値14800円

わずか3日間で最大1360円も下落しました。もしも祝日前に安値圏であるからといって、買い建玉を持っていたら恐ろしい結末が待っていた事でしょう。

しかも、祝日を挟んでギャップダウンになりますので対処の仕様がないのです。底値であると見せかけて、もう一段の底値を見せてくるなんてケースは結構あります。

週末を利用して仕掛けてくる

祝日だけではなく週末も利用して仕掛けてきます。6月24日(金)は英国がEU離脱を国民投票で決定された日です。その日の日中は、一時的に14790円まで価格を下げました。

途中で、10分程度のサーキットブレーカーが発動して市場は大混乱を招いていました。その週末は悲観的なニュースばかり取り上げられていたのが印象的です。

証券アナリストの中には「リーマンショックの再来である」とか「このまま日経平均は下落し続ける」とか発言をしていました。

売りばかりを誘発している発言を聞いて、個人投資家は不安に陥るのは無理もありません。それだけメディアや新聞というのは影響力と強気派の意見を尊重するわけですから。

つねに逆の仕掛けを狙っている

外国人投資家やヘッジファンドは、これに対して逆の仕掛けをしているのです。虎視眈々と目を光らせて個人投資家が投げてくる位置を把握しているのです。

この時点で確認できることは15000円前後の価格あたりでしょう。それはチャートを振り返ってみれば一目瞭然です。出来高も集中していますからこの価格帯で投げ売りしているのでしょう。

そして、6月24日(金)の安値14790円を1度も下回ることなく、価格は15000円から16000円まで戻すどころか、さらに16500円から16900円辺りまで上昇していきました。

そもそも外国人投資家は目指す方向性が真逆なのです。方向性が見えづらい方を選択して一気に進行していく場合が多いです。しかし教科書通りのチャートを作り出すケースも時々あります。

このようにカモフラージュも混ぜながらチャートを作り出しているので、結果だけ分析しても意味がない場合があります。本当に相場って難しいことが改めて理解できるでしょう。

チャンスを待つことが大切である

外国人投資家はわれわれの動きを熟知しています。彼らに1度も出逢ったこともないし会話した事もない。ましてや日本にいるかもわからない。世界の何処からでも監視しているのでしょう。

決まって個人投資家が損する位置や場面を知っているのですから。そう考えると巧妙な手口は見事としか言いようがないでしょうね。

そして彼らに勝とうなんて思わない事です。むしろ、あとからじっくりついて行きながら相場の様子を伺っていきましょう。

難局を示すトレードに巻き込まれようとせずに、自分が得意とする場面が来るのを待っていれば良いのです。