25日移動平均線の動きよりも3つのトレンド相場の特徴を把握する

日経225先物投資 心得10

売買する時に25日移動平均線を利用する時があります。そしてテクニカル分析はいくつかの指標を混ぜ合わせることによって、明確なシグナルサインになることもあります。

・日足ローソク足が25日移動平均線の上に位置している 上昇トレンド継続
・日足ローソク足が25日移動平均線の下に位置している 下落トレンド継続

しかし、一時的や短期的ならば機能するかもしれないが、長期的にトレードすると考えた場合は、役に立たなくなってしまうのが関の山でしょう。

にも関わらず、多くの個人投資家は25日移動平均線の位置を気にしています。とても分かりやすい指標ですから注目されやすいのです。

あくまでテクニカル分析の1つであって、実は何度も機能するような指標ではない事を把握した方がよいでしょう。むしろ25MAのシグナルに期待を持ち過ぎたり意識し過ぎてしまい、エントリーが遅れる可能性もあります。

抵抗線や支持線の効果

よく保ち合い相場に起こることなんですが、ある一定の高値になると跳ね返されて下落して、ある一定の安値を迎えると反発する事があります。

その位置を瞬時に捉えて抵抗線や支持線にすることがあります。ある程度の期間、この位置辺りで上下すればする程より機能するようになります。

やがて保ち合い相場を抜けてブレイクアウトしていくわけです。その後は上昇トレンドや下落トレンドを継続させる種にもなります。

保ち合い相場の抵抗線

とくに保ち合い相場の抵抗線に関しては信頼性が高いのです。60分足チャートや日足チャートを見ると分かるのですが、高値の位置が何度も揃って跳ね返されることが良く起こります。

出来高が増えてきたり他の指標(NYダウ平均、原油価格、為替ドル/円)が揃わない場合は、上を抜けていく可能性も低いです。その時に一旦跳ね返されるケースが良く起こります。

逆のパターンもあります。

出来高が減ってきたけど他の指標(NYダウ平均、原油価格、為替ドル/円)が堅調な場合は、下を抜けていく可能性も低いです。その時に一旦反発するケースが良く起こります。

これらを繰り返すことによって保ち合い相場が継続する時期があります。日足チャートで見ると長い時期で10日~15日間程度を行ったり来たりすることもあります。

しかしそう長くは続きません。いづれ価格は動き始めます。上昇するのか?下落するのか?はその時の状況によって分かりません。

上昇トレンドの継続性

基準となる抵抗線を上抜けると上昇トレンドに向かうことがあります。その前の段階として、保ち合い相場が長く続くほど大きな助走をしていることに繋がり、結果として大きく上昇していくことになります。

2008年10月~2012年10月末までの4年間。日経225先物の価格を思い出してください。約8000円~11000円の辺りで保ち合い相場が続いていました。

2012年11月~2015年11月末までの3年間。日経225先物の価格を思い出してください。約9000円から一度も下げることなく20000円台まで上昇しました。

長期的なトレンドというのは継続しやすいのです。しかも上昇トレンドに関しては、ゆっくりと上下を繰り返しながら上昇して行くことが多いのです。

下落トレンドの素早さ

ある一定の高値圏で停滞していたり、何度も抵抗線にぶち当たって跳ね返されることがあります。このような時は上昇をあきらめて下落を試すケースが多いです。

ちなみにいったん下落トレンドが始まった場合は、上昇トレンドとは対照的にかなりのハイスピードで下落していくことが多いのです。

外国人投資家やヘッジファンドは、アルゴリズムに従って自動売買することもありますから、ロボット的な素早さで対応していくわけです。

そうなった場合は売り圧力が増して下落スピードがどんどん加速していきます。しかも一旦継続すると、数日間~数ヶ月程度も続くときがあります。

なので売りトレンドの時は、確認したあとから相場に乗っても乗り遅れることはありません。目安として高く戻してきた時に適度な位置を見計らって売れば良いのです。

ブレイクアウトはダマシが多い

一定の保ち合い相場が続けば、そのあとは必ずどちらか一方へ抜けて行きます。ブレイクアウトの発生です。抵抗線や支持線を突き破って力強く伸びていくところを順張りします。

とても分かりやすくサインが出現しますから個人投資家は注目しています。しかし、プロのディーラーや外国人投資家は逆手に取った手法で攻撃してくるでしょう。それはチャートの型を見れば一目瞭然です。

つまりブレイクアウトがダマシになる可能性が高いという事です。せっかく上抜けたと思ったら元の価格に戻ってきてしまう。

また保ち合い相場が続いていくのかと考えるようになった瞬間に、再度ブレイクアウトしていく。1度目をダマして食わして、諦めた場面で上昇して行く。

それぞれトレンドの特徴を把握する

上がり続ける相場はありません。まして下がり続ける相場もありません。どこかで停滞したり保ち合い相場を続けながら上下に動いて行くのです。

長い年月をかけてチャートを追い続けていると特徴を捉えることができるようになります。そしてチャートに逆らうことなく得意な場面だけエントリーすれば良いのです。

エントリーしたあとは裁量に任せてトレードするべきです。エントリーする前の利食いポジションと損切りラインを決めておけば、相場が上下に変動したとしても迷う事は無くなるでしょう。