自分自身の判断によって「建玉の方向性」を潰してしまう

日経225先物の投資の戦略において、ここから、価格が上昇するのか。それとも、下落していくのか。価格の方向性を絞るために、さまざまな分析を行ったとしましょう。

そして、いざ方向性が決まった時に、自分自身で設定したラインにて、新規エントリーします。とても、良いタイミングでエントリーすることが出来た。あとは、価格の推移を見守るだけです。

たった、これだけの行動をするだけで、利食いすることが出来るのか。それとも、損切りの場面に迫られてしまうのか。今後の、ジャッジメントが決定されるわけです。

それにもかかわらず、どうして、多くの個人投資家は、「損切り」に迫られる場面に遭遇してしまうのでしょうか。

まず第一に価格の方向性が合っていない

日経225先物の価格というのは、様々な要因によって変動するわけです。例えば、米国市場のNYダウ平均株価が、「堅調」であれば、自然に上昇していきます。さらに、為替ドル円が、「円安」方向へ進んでいけば、釣られて上昇していくなど。

逆に、NYダウ平均株価が軟調であれば、下落していく可能性の方が高い。そして、為替ドル円が、「円高」方向へ進んでいけば、下落するようなサインになるかも知れません。

とにかく、外部的な要因によって、価格の変動を繰り返しております。まず、日経225先物において、全体的な進行方向が合っていなければ、利益を、追求することは困難を極めることになるでしょう。

例えば、全体的な相場感として、上昇トレンドに向いている場合。ここが天井であるとか、価格がストップしたからという理由で、新規「売り」エントリーしたとします。

すると、意外にも儲からなかったり、価格の踏み上げにあってしまい、「損切り」に迫られてしまったりなど。それが、「ジリ高」相場と言われるような場面でもあります。

価格の方向性が合ってるのに「利食い」が早過ぎてしまう

とても、絶妙なタイミングによって、新規エントリー出来たとします。そして、価格は、進行方向通りに進んでいきました。つまり、自分自身の設定した建玉は、間違っていなかったという事です。

しかし、ここで問題点が発生します。つまり、「含み利益」になっている状態において、すぐに、「利食い」して、決済したくなるという衝動に駆られてしまうのです。

実は、「含み利益」の状況というのは、「含み損」の状況よりも「居心地が悪い」など言われます。この際、含み損の状況の方が、どんなにメンタル的にも楽な事でしょうなど。

なぜ、そのような事が起こりえるのかと言いますと、単純に心理的なプレッシャーを、「背負う」事になるからでしょう。

含み利益になっている状態になると、とにかく、素早く決済して、当面の「利益」に変えたい。現在進行形の建玉を、現金で勘定してしまい、自分自身で目途を立ててしまうなど。

とにかく、外部的な影響というよりも、自分自身の「心理的な欲求」によって、建玉を握りつぶしてしまうケースが高いのです。

そうなってしまうと、価格の進行方向があっているのにもかかわらず、「+30円」とか、「+50円」とか。結局、「+100円」程度さえ満たないまま、決済してしまうのです。

新規エントリーの前後では心理的状況は変化する

投資においては、新規エントリーする前と後の心理的影響は違います。まず、新規エントリーする前の状況というのは、とても、リラックスしております。さらに、様々な戦略を考えている最中なので、知的好奇心がいっぱいで、ワクワクするものです。

しかし、いざ新規エントリーした場合。ここから、プレッシャーと向き合わなければなりません。果たして、自分自身の新規エントリーラインは、合っているのだろうか。もしも、すぐ「損切り」に迫られたらどうすればよいのか。

新規エントリーする前の分析というのは、過去のチャートから判断します。つまり、チャートの左側の部分を分析する為に、結果が分かっているのであります。

しかし、新規エントリーした後の分析というのは、未来のチャートを推測しなければなりません。つまり、チャートの右側の部分を分析する為に、結果が分からないのです。

だから、不安的な要素も全然違います。このような出来事においても、「心積もり」を持って、ある程度の実践経験によって、相場に慣れていかなければなりません。

相場の「不安的要素」を受け入れなければならない

相場において、どんなに熟練したトレーダーであっても、「不安感」、「恐怖心」、「焦燥感」、「欲求」など。完全に払拭して、投資に望むことは不可能なのかも知れません。

これは、本来ある人間の感情的な部分なので、仕方がありません。むしろ、不安的要素を受け入れながら、新規エントリーしなければならない。そのような、覚悟が必要だという事でしょう。

もしも、相場において損失ばかりになってしまうときは、自分自身の判断によって、本来の投資の戦略を、自分自身で奪ってしまっているのかも知れません。

まず、新規エントリーラインを決定したのであれば、ある程度はホールドする。という事も、重視しなければならないでしょう。