日銀の金融政策決定会合は株価を乱高下させる要因になるので見送ることが大切である

fall-163496_640

日銀の金融政策決定会合が控えている場合は、細心の注意を払う必要があります。会合の発表次第では、日経225先物指数は大きく乱高下する可能性はあります。

発表が控えているのにもかかわらず、その近辺で先物売買してしまうというのは、あまりにもリスクが高すぎます。それこそサイコロの目を振って、行先を決める丁半博打のような、先の読めない世界に巻き込まれてしまいます。

かつ2016年に入ってから、発表後の乱高下は著しいです。恐らく、結果が良好であるのにもかかわらず上昇しなかったりするのは、指標を参考にして売買しているヘッジファンドや外国人投資家による仕掛けをしているからでしょう。

そこに、個人投資家である我々がマーケットに参加してしまうと、財産を根こそぎ奪われてしまうことにもなり兼ねません。

日銀の金融政策決定会合とは?

もともとは物価安定の目標や、金融情勢などを良くする為に政策を導入するわけです。現在は、黒田総裁を軸として、1年に8回程決定会合が行われています。結果的に、

・1月29日(金) マイナス金利を導入しました
・3月15日(火) 現状維持でした
・4月28日(木) 現状維持でした
・6月16日(金) 現状維持でした
・7月29日(金) 追加金融緩和を導入しました
・9月21日(水) 追加金融緩和を導入しました
・11月1日(火) 現状維持でした

通常は、政策が発表された場合、約半年から1年以上の長いスパンで政策の動向を見守っていきます。そこから追加緩和するかどうかを見極めているのです。なので本来ならば、現状維持というのが、あたりまえのできごとなわけであります。

にもかかわらず、ヘッジファンドや機関投資家は【その前に何か動きがあるのでは?】という思惑と期待だけで、発表前にもかかわらず相場が上下に変動することがあります。世界中からそれだけ注目される経済指標になっているということでしょう。

金融政策決定会合の発表後はどうなるのか?

2016年から決定会合の開催は、年14回⇒年8回に縮小されました。なので、黒田総裁の発言に対して、期待値がどんどん上がっていくわけです。

そうすると、些細な噂や動向に対して敏感に反応するようになります。当然ながら、日経225先物指数もそれに連動して大きく動くわけです。

それは、最近の決定会合が発表されたあとの、株価をみれば一目瞭然です。上下に大きく乱高下しています。とてもついて行けるような動きではありません。

仮に同じ方向へ進むことができれば、相当な利益を得られるのは間違いありません。逆に違った方向へ進んでしまった場合は、最悪の末路が待っていることでしょう。

建玉の量にもよりますが、追証だけでは済まされずに、相場の世界から撤退させられる可能性もあります。それぐらいのインパクトを残しています。

金融政策発表前後・指数先物の変動を振り返る

それでは、日銀の金融政策決定会合が発表された前後の、日経225先物指数の推移を振り返ってみましょう。

・1月29日(金)

マイナス金利導入の発表がありました。一旦は急上昇したが、始値まで戻してから再度急上昇。その後は、2月1日(月)17750円まで上昇⇒2月12日(金)14650円まで最大値幅3100円下落しました。↓↓0129

・3月15日(火) 

特に政策の発表はなく現状維持でした。この時点では、価格は高値圏に推移していました。始値からやや上昇して下落。その後は、3月17日(木)16400円まで下落⇒3月29日(火)17090円まで上昇。そして、4月7日(木)15300円まで(最大値幅1850円)下落しました。↓↓

0315

・4月28日(木)

政策発表はなく現状維持でした。この時は高値圏に推移していました。発表があった途端に、わずか5分程度で1000円近く下落するという異例の状態でした。そして、下落が続いたままゴールデンウィークを迎えました。

5月6日(金)15800円まで下落⇒11日間の保ち合い相場⇒17200円まで(最大値幅1400円)上昇しました。↓↓

0429

・6月16日(金)

政策発表はなく現状維持でした。やや下落トレンドに推移していました。6月の初旬に消費増税案が延期されるとの発表があり、6月24日(金)に英国がEU離脱を発表するという大きな出来事の中間に挟まれていた時期です。

大きく乱高下したイメージはありませんが、それでも500円以上の値幅が起きています。↓↓

0616

・7月29日(金)

約6か月ぶりに追加金融緩和を導入しました。発表後はアルゴリズムの関係なのか、瞬間的に下落して、16000円を割れる場面がありました。

しかし、市場の反応は良くなかったのか?それから、数日間に渡って下落して行きました。今度はそこから、数日間に渡って反発して価格を戻していきました。↓↓

日銀金融政策決定会合0729

・9月21日(水)

追加金融緩和を導入しました。今までとは違って、発表後に価格が乱高下になるような印象はありませんでした。大口の機関投資家たちは、アルゴリズムを使った取引を辞めてしまったような印象であります。

・11月1日(火)

得になにも起こらず現状維持のままでした。しかし、とても読みづらい状況であったのではないでしょうか。というのも、2日後に米FOMC政策金利の発表が控えていたからであります。

そして、11月9日(水)には、米国大統領選挙が控えていたのです。価格は、ご覧の通り乱高下していきました。

結果的に見送りが最大の利益になる

このように、発表の前後で上下に乱高下した推移を踏まえれば、エントリーしないで、見送ることが、最大の利益になるのではないでしょうか?

毎回エントリーして、乱暴な相場に付き合ってしまえば、いくら資産があっても足りません。我慢して見守る姿勢ができていないのは、まだ相場をギャンブルにしてしまっているか、ヘッジファンドや外国人投資家の仕掛けにハマってしまっているのでしょう。

そうならないためにも、日中の発表がある時だけは見守ってはいかがでしょうか?広い目線で相場を眺める事ができれば、それは精神衛生的にも良い状態になります。

さて、今回の12月20日(火)の、日銀金融政策決定会合の発表はどうなるのでしょうか?