トレード技術を高めたいなら過去の「欲」を捨てる

日経225先物ブログ0105

チャートを監視しながらトレードしていると、何故だか過去の出来事に対して「欲」を追加したくなるモノです。どいういう事かと言いますと、あの時こうすれば良かった。ああすれば良かった。そういった、後悔の念が残ってしまうという事です。いったい、何故でしょうか。

それは、過去のチャートの左側だけを見ているからでしょう。チャートの左側というのは、過去の出来事の結果です。つまり、答え合わせの状態ということです。

だから、何度振り返ってチャートを確認したとしても、自分の都合の良い解釈ができるのです。あの時、大底のチャンスを掴んで「買い」建玉を取っていれば。とか、あの時、天井のチャンスを掴んで「売り」建玉を取っていればとか。

とにかく、過去のチャートを振り返れば、すべてがチャンスの場面と勘違いしてしまうでしょう。実際チャートは、そういう使い方をしてはならないのです。

投資家は右側のチャートを推測してエントリーしなければならない

常に意識しなければならないのは、ここから先の値動きがどうなっていくのか。つまり、我々は、常にチャートの右端を推測しなければなりません。

当然の事なのですが、チャートの右端は新しい価格になるので、誰であっても分かりません。その分からない未曽有の状態のまま、新規建玉エントリーを仕掛けなければならないのです。

だから、投資は難しいわけです。そして、不安な状態や焦燥感を持ち合わせながら、投資に望まなければならない。心理的不安に刈られながらエントリーする。それが、投資というモノです。

だから、いざエントリーした後は、落ち着いて対応しなければならない。しかし、それは正直無理な出来事でしょう。どんなに熟練されたトレーダーであっても、心理的な影響を受けてしまうモノです。

それよりも、自分自身の心理的葛藤を受け入れて、正面からぶつかっていく方が、案外上手くいくモノです。余計な詮索はせずに、「利食いライン」と「損切りライン」を決めたら、変更する事無く時間軸を味方につけて、ひたすら待つ。トレードというのは、これに尽きます。

自分の戦略的な考えをコロコロと変えてはならない

いざ、新規建玉をエントリーしたのであれば、戦略をコロコロ変えてはなりません。よくあるパターンとしては、メディア、TV、新聞などの有益な情報に惑わされてしまう事です。

例えば、「買い」建玉を持って、上昇する方向性を目指している時に、自分の進行方向に反する意見を鵜呑みにしてしまう。反落する、地政学的リスクの問題が懸念されるなど。

逆に、「売り」建玉を持って、下落する方向性を目指している時に、自分の進行方向に反する意見を鵜呑みにしてしまう。株価絶好調、新しい買い支え、日経平均○○円超えなど。

基本的に、投資というのは少数派になって、初めて利益を掴むことができるのです。ずっと大衆派に居ながら、「安心感」だけ得ようと考えているのならば、いつまで経っても、利益は向上することはできません。

自分の戦略をコロコロ変更してしまうのは、確固たる自信がない現われでもあります。そして、チャート分析の方法に、何らかの不足があるという事なのでしょう。ただ単純に、勉強不足のせいかも知れません。

当然の事ながら、過信し過ぎるのも良くありませんが、あまりにも消極的な個人投資家が多くて、お人好しな投資家が多いのです。それは、チャートを見れば一目瞭然です。

「あの時こうすれば良かった」という考えは、もうおしまいにする

過去のチャートを見れば、どんな難しい局面であった時でさえも、利益が取れたであろうと勘違いしてしまいます。チャートの左側はあくまでも答え合わせです。

そして、今後のチャート分析の為の材料です。なので、過去のチャートを分析したり、バックテストを挑戦して、独自のトレード手法を開発したりなど。そのように使用する事をお勧めします。

あの時、こうすれば良かった。というような過去に執着するのではなく、未来の価格に対して向き合っていく。トレードに完璧なんて存在しません。たとえ、失敗したとしても、同じことを、2度繰り返さなければよいわけです。

常に、チャートの右端に立ってチャレンジしていく向上心。そして、チャートの左側を丹念に研究していくという地道な研究と探求心。2つの行動をバランスよく取っていくべきでしょう。