逆指値を設定することで心理的要素を排除する

逆指値は損切りの場面になったら、自動で決済してくれるのですから便利な手法です。つまり、逆指値の設定をすることによって、一時的に心理的な要素とは無関係になります。

ちなみに損切りのラインを設定したら、そう簡単には変更してはいけません。

例えば、損切りのラインに価格が迫ってきているのにもかかわらず、一時的な損をしたくないからとラインを切り下げたり、やがて元の価格に戻るだろうと逆指値の設定を解除してしまったりと・・。

相場は上下に動いていますから未来を予測する事はできません。もしも、それを行ってしまうと今後は難局を示すトレードを迫られることでしょう。

自分の裁量を過信し過ぎるタイプの場合や、利益確保だけを考えている比率が高いタイプの場合は、逆に損失になってしまう可能性が高いのです。

それは、チャートを見れば一目瞭然です。ここでは、いかにして最大損失を回避してトレードしていくかについて考えていきます。利益の確保はその後から考えましょう。

逆指値とはなにか?

2016-07-13 21-01-05

逆指値とは、建玉から上下の位置に指値注文を設定して約定できることを指します。

・建玉が買いの場合 上昇したら逆指値、もしくは下落したら逆指値の設定
・建玉が売りの場合 下落したら逆指値、もしくは上昇したら逆指値の設定

つまり、収益がプラスになったら決済することもできますし、収益がマイナスになったら決済する事もできます。いづれにしても株価の推移は、どちらに変動するのかわからないし主要な指標次第では、価格が乱高下する可能性もあります。

そのような不測の事態に備えた方法として逆指値の設定を、投資の手法として利用すると良いでしょう。

なぜ逆指値が必要なのか?

なぜ逆指値が必要なのか?それは建玉から上下の位置を決めることによって、範囲を限定できるからです。それによって、状況の把握と冷静な判断ができるようになります。

もしも、逆指値を設定せずに建玉をホールドしていたらどうでしょうか?上下どちらに動くかわからない価格を、ずっと監視していなくてはなりません。

逆指値の設定は思わぬ方向に行ってしまった場合に、自動で対処してくれるのでメンタル衛生的にも良いのです。

基本的に、逆指値の設定をしていない個人投資家は大幅な損切りを迫られたり、挙句の果てに追証が発生するほど建玉を放置してしまったなんて事にもなり兼ねません。

逆指値を設定していない個人投資家は、おそらく自分の裁量を過信し過ぎているか、手動で判断すれば何とかなるモノと考えているのでしょう。しかし、実際はどうでしょうか?

そして、相場の世界において簡単にトレードできるようなチャンスなど滅多にありません。外国人投資家は、常に相場のなかで仕掛けをしてきます。それは想像がつかないレベルと考えた方が良いでしょう。

損切りのために逆指値を設定する

ちなみに、逆指値は収益がプラスになった時でも設定できます。今回は、収支のマイナスを最小限に抑えるための対策として、逆指値の設定方法を紹介します。

基本的に、プラス収支の時点では手動で決済しても問題はありません。なぜなら含み益が発生しているときは気持ちにも余裕がありますから、だいたいの決済方法は成功します。

問題なのは損切りに迫られた時、あのメンタル状況で決済できない場合です。投資には心理的要素が大きく関わってきます。それは永遠にお付き合いしていかなければなりません。

心理的な要素は投資のパートナーなので改善できても突き放すことはできない

相場の世界と心理的要素というのは、切っても切れない関係です。つまり永遠のパートナーとして考えていかなければなりません。

日経225先物投資を売買している個人投資家の中には、システムトレードを取り入れている方もいらっしゃるでしょう。そこから毎月の収支をプラスにしている方もいらっしゃいます。

しかし、それは過去の膨大なデータ量を分析して、アルゴリズムによって未来の株価を予測できているので、相当のプログラムを分析する知識や特殊な能力が必要なので、一般では難しいでしょう。

なので、投資をする以上は、心理的な要素はかならず付いてきます。もちろん、それは個人によって相場に対しての依存度が違います。なので心理的な部分を大きさで表すことは難しいのです。

ただし改善する事は可能です。例えばトレード中に建て続けてマイナスになってしまった。もしもそんな時は、目先にこだわらずに相場の視点を広く持ってお休みするとか。

いくらでも改善する事ができるのです。それが改善できない個人投資家は、相場に依存し過ぎているのでしょう。そうなってしまうとかなり危険です。

大切なのは資金を減らさないこと

最大損失を回避するために逆指値を設定する。それも投資手法の1つであることが理解できたのではないでしょうか?

損切りの為に逆指値を設定するというのは、一見するとマイナス思考のように感じていることでしょう。しかし実際はそうではありません。

大切なのは資金を減らさないで、どのようにトレードしていくのかを考える必要があります。相場の世界で生き残るには、その場面で瞬間的な判断が必要になります。

その判断を自分自身で行うのではなく逆指値設定をして任せます。そうする事によって、次のトレードに進むことができるようになります。