短期トレードで入ったのに都合よく時間軸を変更してはいけない

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最初に短期トレードを考えたとして、新規建玉エントリーします。つまり、デイトレード目線で売買する事を決めて、投資の戦略を実践するという事です。

そのように決めた場合は、利益確定も素早く実行して、損切りラインも厳格に守らなければなりません。当然の事ながら、デイトレードなので、数十円単位の積み重ねを目標にしているのです。

そこで良くあるパターンとして、利益確定は素早いのにもかかわらず、損切りに確定に関しては寛容的になり過ぎてしまう。つまり、都合よく、時間軸を変更してしまうという事です。

・利益確定ラインは短時間で手仕舞いする。 ならば、
・損切り確定も短時間で手仕舞いしなければならない。

どうにも、投資の戦略を自分の都合よく考えてしまって、いざ損切りラインに来たのにもかかわらず、一向に決済する事なくホールドしてしまう。これが「大損失」の始まりになってしまうのであります。

もしも損切りをしなかったらどうなるのか

数十円単位の利益確定を実行するのは問題ないのにも関わらず、損切り確定するのには、躊躇してしまう。個人投資家においてよくあるパターンであります。

もしも、損切りラインを守らずにホールドしてしまったらどうなるでしょうか?結果的に、価格がロスカットの位置まで近づいてきている。という事は、売買する方向性が間違っていたことを、素直に認めなければならないのです。

そこで、「価格は必ず回復する」とか、一時の下落であって、「価格はすぐに戻す」であろうとか。そのように、自分の考えに都合よく肉付けしてしまっては、大惨事になってしまう事でしょう。

確かに、価格は必ず回復するかも知れません。そして、価格は戻して行くのかも知れません。しかし、デイトレードで入ったのであれば、デイトレードで手仕舞いしなければならない。

勝手に、時間軸を変更してはならないという事であります。そうしなければ、最初に考えて実践した、戦略の意味がまったく無くなってしまいます。

毎回、違った戦略に変更するのであれば、それは、「規律的トレード」とは、程遠いものになってしまうのでしょう。

ルールを守れるのは自分自身だけである

個人投資家にとってのメリットは、投資に対して自由に参加できる事なのであります。そして、売買する位置や売買する時間帯など。すべて、自分自身で決定することができるのです。

外国人投資家や、大手ヘッジファンドのディーラー達は違います。限られた時間軸の中で、限られた値幅において、限られた価格帯で売買するのであります。

つまり、かなり厳格な規制をもって売買することに縛られているのであります。だから、余計な無駄打ちトレードをせずに、数少ないチャンスを獲得することに成功しているのでしょう。

一見すると「自由なトレード」というのは、個人投資家の特権のように思います。自宅であっても外出先であっても、証券口座さえあれば、いまやスマートフォンでも、自由にトレードできるのです。

しかし、自分自身で緩いルールのまま、トレードすれば、どうなって行くでしょうか?売買ルール方法、資金管理、トレードの心理状態など。

個人投資家にとって、一番難しい局面は、ロスカットの時であります。そして、もっとも苦手な場面がロスカットの時でもあります。

いざ、ロスカットしなければならない場面に遭遇しているのにも関わらず、まるで他人事であり、傍観者のようにチャートを眺めている。そして、気持ちの整理が追いつかず、焦燥感に駆られてしまっている。

もしも、決済する責任を取らなければ、誰が責任を取るのでしょうか。投資に参加する以上は、すべて、自分自身で手仕舞いしなければならないのです。

短気は短期で中期は中期のルールが必要である

デイトレード目線で考えているのであれば、利益確定も損切り確定も、短期的な時間軸に収める事です。各セッションを跨いでトレードするのは禁物であります。

そして、スイングトレード目線で考えているのであれば、利益確定ラインを大きく持つ。そのかわり、損切りラインも大きく設定することができます。

時間軸においても、各セッションを跨いでも損失にならない程度の余裕が必要です。そして、余力資金や建玉の量に関しても、大きくホールドしてはなりません。

とにかく、どの時間軸を利用すればよいのか。まずは、トレードスタイルを確立する事が大切であります。そして、決済も損切りも、同じ時間軸に合わせなければならいという事であります。