寄り付きとは?始値で建玉を持つと難局を示すトレードに巻き込まれる

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日中の寄り付きや、ナイトセッションの寄付きでなどは、新規で建玉をホールドしたい時間帯です。もしも、始値でホールドした新規の建玉が、予想通りの方向にいったら、どんなに気持ちの良いことでしょうか。

その日のトレードが幸先よく感じます。ただし、実際そのようなケースは、あまり少ないのが相場の世界ですね。むしろ最初が順調だったにもかかわらず、価格が反転して戻ってきてしまい、挙句の果てに損切りを迫られてしまった。そんな事もよくある出来事です。

ここでは、寄付きに対しての防衛対策や方法などの紹介しています。現在、寄付きエントリーの手法にこだわり、結局はマイナス収支になっている。そのように困っているのであれば、是非とも参考にしてみてください。

寄り付きとは何か?

寄り付きとは、日中なら始値、ナイトセッションなら始値の、最初に寄り付いた価格を指します。この価格の位置で売買すればスリッページがなく、約定することができます。

・日中 午前08時45分
・夜間 午後16時30分

ただし、取引時間ちょうどに寄付きが成立するとは限りません。売り買いが均衡になるまで成立しません。それでもだいたい定刻通り、もしくは、遅くても数分程度で約定します。

一旦は価格が納まるので推測しやすい事と、投資に対しての準備ができているので、個人投資家としては、売買したくなる時間帯でもあります。

・寄り付き約定 買い ⇒ 上昇していった
・寄り付き約定 売り ⇒ 下落していった

自分の建玉が、狙い通りの方向性に行ってもらえたら、その後の取引が安定するでしょう。ましてや、良いスタートが切れて、その日のトレードがどんなに気持ちが楽になることでしょうか。

寄り付きとの価格差【ギャップアップ、ギャップダウン】

日中の寄付き【午前8時45分】は、前日のナイトセッション終値を引き継いで価格が成立します。なので余程のことがなければ、同じ価格で成立します。

ただし、ナイトセッション終値から、寄付きとの間で為替やダウCFD、原油WTIなどの指数が大きく変動したり、何か政治的、経済的情勢の問題が起きたりすると、価格が大きく変動して差が生まれます。これをギャップといいます。

・夜間の終値から寄付きにかけて上昇して寄り付く ⇒ ギャップアップ
・夜間の終値から寄付きにかけて下落して寄り付く ⇒ ギャップダウン

このギャップ価格がどれくらいになるのかは予測できません。寄り付き10分前【午前8時50分】辺りになっても価格が定まらずに変動しているケースもあります。それは、日経平均CFDの推移を見ているとわかります。

基本的に寄り付きの始値は建玉を持たない

良く考えてみると、寄り付きは売買しやすい時間帯です。何故ならば、投資に対しての準備や分析、心の準備ができているからです。しかも、寄付きは出来高がとても多くなります。

しかし、実際に寄付きで取引すると、その後はどうでしょうか?思ったような方向へ行かないのが現状でしょう。それどころか、建玉がマイナスにならない様に、ギリギリの攻防戦に参加させられる可能性の方が高いのではないでしょうか。

そうなんです。一見すると売買しやすくて、寄り付きで建玉を維持すれば収益が向上しやすい様に思いますが、実はその真逆で、仕掛けがいっぱい張り巡らされているんですね。

寄り付きの対処方法

では、どうすれば良いのでしょうか?答えは簡単です。寄り付きはじっくり見守って、その後の投資方法として、判断する為の材料にすればよいでしょう。

もともと、寄付きこそ確信的な材料がないので、上下どちらに動いて行くのか解りません。もちろん中には、寄付きでエントリーして、引けで決済する方法で、利益を向上している個人投資家もいるでしょう。

しかし、それは、相当の過去の売買データの収集と値動きの収集によって、アルゴリズムを作り出していますので、簡単に素人が真似できるレベルではありません。

寄り付きは心の準備が必要

寄り付きの出来高を見れば分かりますが、多くの個人投資家が売買しています。ただし、その中から収益を向上させているのは、ほんのひと握りであります。

まずは、見送る姿勢が大切なのです。一旦冷静になって売買は控えましょう。売買したくなるということは、相場の雰囲気に影響されているせいかもしれません。

取引開始で売買しなくても、ザラ場を見ていれば、必ずチャンスゾーンがあります。難しい局面でトレードするのではなく、自分が得意のゾーンが来るのを待って売買するのも投資の手法です。

大切なのは、資金を減らさないようなトレード技術を身につける事なんですね。外国人投資家の仕掛けにズッポリとハマっていては、いくら資金があっても足りません。

寄り付きは通過点であり投資戦略の材料にする

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※上記のチャートをご覧ください。目盛り単位は100円、60分足チャート【赤い矢印はギャップアップ、青い矢印はギャップダウン】日中→ナイトセッションもしくは、ナイトセッション→日中 またぎの時間帯です。

①ギャップアップで始まり、そのまま素直に上昇。
②ギャップダウンで始まり、そのまま素直に下落。
③ギャップアップで始まったが、ザラ場で下落。
④ギャップアップで始まり、そのまま素直に上昇。
⑤ギャップダウンで始まったが、ザラ場で上昇。

60分足チャートで株価の推移をご覧になるとわかるのですが、売買の攻防戦に加えて、方向性も定まっていないのです。もしも、建玉が同じ矢印の方向に向かっているのであれば良いのですが、逆の方向だった場合は、損切りする事に精一杯になります。

その矢印の方向に推移していたとしても、価格が戻ってきてしまい、結局は損切りする事に精一杯になってしまう。

いづれにしても、寄付きでエントリーすることは、相当難しくも難局を示すトレード方法であるという事が理解できましたか。※経験則として、始値エントリー⇒ザラ場決済の合計収支は、マイナスになりやすい。

待つのも相場である

特に寄付きに覚えておいて欲しいことわざです。寄り付きは売買するタイミングではありません。むしろ、外国人投資家が個人投資家に対して、仕掛けのチャンスだと罠を仕掛けてくる時間帯です。

そこに引っかかっていては、何時まで経ってもマイナス収支になってしまいます。大切なのは資金を減らさない。寄り付きは我慢して見送る。その時間帯を我慢する事ができれば、それだけでも収益は改善されていきます。