「買い」づらい「売り」づらいの「づらさ」が投資のチャンスかもしれない

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日経225先物の投資において、新規エントリーのチャンスというのは、滅多に訪れません。そして、個人投資家においては、つねに劣勢に立たされた状態で、投資に望まなければならないのであります。

つまり、価格が落ち着いている状態のまま、絶妙なタイミングによって売買できるタイミングは、ほとんどありません。

一見すると、価格が上昇してブレイクアウトしているので、新規「買い」エントリーしたとします。しかし、価格は一向に上昇することなく、むしろ、下落していってしまったとか。

逆に、価格がハイスピードで下落していったので、新規「売り」エントリーしました。しかし、自分自身が建てたポジションの位置が、ちょうど転換期を迎えて、急反発していってしまったなど。

とにかく、チャートを見ていると利益が追求しやすい位置。実はこのポイントで売買を仕掛けてしまうと、結局は「損失」になってしまうケースが高いのであります。

つまり、万人から推測しやすい場面というのは、逆に、外国人投資家の仕掛けや、ターゲットにされやすい位置なのかも知れません。

近年はまれに見ない上昇相場となりました

ちなみに、2017年09月08日(金)~11月09日(木)までのおよそ2か月間。日経225先物の価格は、19100円台から23400円まで、約4300円ほど上昇して行きました。

その間は、とにかく「買い」に絞れば、利益が向上できました。価格のギャップアップが生じては、下落して埋めることなく、もう一度上昇していく。

最高値圏辺りで停滞していたと思えば、再度上昇してレンジブレイクを達成する。そして、当面の高値圏を、更に上抜けていく状態が継続して行きました。

たとえ、高値圏辺りで、およそ200円~300円程度下落したとしても、すぐに、価格は反発して再度上昇していったのであります。

とにかく、今までにない未知の相場状況が継続しておりました。このようなトレンド期間であれば、新規「買い」だけに的を絞っていた場合。珍しく、簡単な相場だったはずであります。

大抵は難しい持ち合い相場が継続する

ただし、簡単な相場というのは、そう長くは継続しません。上昇し続ける相場はありません。逆に、下落し続ける相場もありません。どこかの場面にて、価格というのは一旦ストップする。

そして、持ち合い相場に持ち込むケースが高いのであります。この持ち合い相場こそが、相場の8割以上の時間帯を占めているのです。

そして、相場の推測を難しくしている理由でもあります。何故ならば、大きく上昇していきながら、当面の高値抵抗線であるレジスタンスライン。これを上に抜けていき、新しい価格を生み出すのかと思ったら、折り返して下落する。

価格は、大幅に下落していきながら、当面の安値支持線であるサポートライン。これを下に抜けていき、下落トレンドの相場に突入するのかと思ったら、急に反発して、価格を戻して行くなど。

とにかく、価格の値動きが激しく変動するので、ついていくのが難しくなるのであります。状況の判断が遅れたしまったり、価格の方向性を間違ってしまうと、損失ばかりが増えていくのであります。

だからと言って、相場に参加し続けることになれば、無理な状態でエントリーしていることになりますから、連発して失敗トレードになってしまう。なんてことにもなり兼ねません。

やりづらい相場の中で収益を向上させる

チャートを見ていると、どちらの方向へ進むのかは分からない。当然の事ながら、個人投資家は、チャートの右端に立って価格を推測しなければならないのです。

なので、数分後の価格がいくらになっているのか。ということさえ、わからないのは当然なのであります。ただし、長い期間を費やして、チャートをひたすら眺めていると、「相場の癖」が理解できるようになるのです。

そうなると、過去のチャートと自分のトレード戦略を照らし合わせて、売買しやすくなるゾーンに突入する事ができるのです。ここまでの領域に到達すれば、相場を推測する事は難しくないのです。

言えることは、簡単な見やすいチャートには注意が必要です。例えば、移動平均線を合わせてチャートを閲覧した時など。ゴールデンクロスorデットクロスが発生したからといって、「順張り」エントリーしてしまうとか。

移動平均線の乖離率が、どんどん離れていったので、「逆張り」を仕掛けるとか。テクニカル分析において、常識的な数値から以上数値に変化した。そこだけを見て売買するのは、とても危険なことだというのが理解できるでしょう。

大衆派ではなく少数派にいなければならない

投資の中級編の話になってしまいますが、とにかく、やりづらい相場情状況の中で、売買する事をこころがける。これが大切なのであります。

そして、投資において利益を追求できるのは、大衆派に所属する投資家ではなく、つねに、少数派に所属する外国人投資家たちなのであります。

彼らは、表の舞台に出現する事はありませんが、とにかく売買のタイミングが絶妙なのです。価格が大暴落したのであれば、大量に「買い」仕入れる。

価格は、ぐんぐん上昇して順調なのにもかかわらず、てっぺん辺りから大量に「売り」仕掛けて、莫大な利益を手に入れるなど。

メディアやTV、新聞などの情報を鵜呑みにしてしまうと、「順張り」ばかりの目線で考えてしまうのです。結果的に高値掴み、安値掴みで損失になってしまう。そのようなことも起こりえます。

投資を続けて、収益を向上させるのであれば、常に少数派の意見に徹すること。これは、とても孤独であり、厳しい環境の中で戦わなければならないのです。それに耐えられるようになれば、あとから利益はついてくるようになるのでしょう。