高値警戒感という理由だけで価格は下落するわけではない

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現在、日経225先物の価格において、上昇トレンドが継続しております。ちなみに、09/08(金)の価格は19100円台でした。そして、11/06(月)の価格は22600円台まで到達しております。わずか2か月程度で、およそ3500円も上昇しているのであります。

そして、価格だけを考慮すれば高値警戒感が発生しているのです。そろそろ限界値に近づいているのではないか?もしくは、何らかの要因によって大幅に下落するのではないか。

そのような警戒感を抱きながらも、価格は一向に下落する事なく、むしろ反発して上昇しているのであります。つまり、上昇トレンドが継続しているという事であります。

価格というのは、短期間で一方向性へ進むほど、テクニカル分析が機能しなくなるのです。すると、現在のように価格が上昇すれば、テクニカルは「売り」サインが出現します。

当然の事ながら、平均的な数値を計測して算出するわけです。なので、異常値になった場合は、反対の売買が起こり得ることを想定します。

・短期間で価格が大幅に上昇する テクニカル分析は「売り」サイン出現
・短期間で価格が大幅に下落する テクニカル分析は「買い」サイン出現

価格は平均値から乖離していく。そうなれば、価格に対して警戒するのは当然の事であります。しかし、そのようなテクニカル分析を鵜呑みにして売買してしまうと、難局を示す相場に巻き込まれてしまう場合もあるという事です。

テクニカル分析だけで市場のセンチメントは計測できない

例えば、メジャーなテクニカル分析といえば移動平均線やボリンジャーバンド。そして、一目均衡表、MACD、RSI、スローストキャスティクスなどが有名であります。

これらのテクニカル分析を使用すれば、現在は適正価格であるのか。今後の見通しを測るための物差しになるわけです。とても使い勝手の良いツールなので、万人に愛用されているのであります。

ただし、テクニカル分析だけでは市場のセンチメントを測ることはできません。例えば、世界で起こっている経済的、政治的要因。もしくは、地政学的リスクなど。想定外の出来事が起こった場合は、テクニカル分析が機能しなくなるのであります。

何故ならば、価格に対しての心理的不安や恐怖心など。センチメントな部分を織り込んでいるわけではないからです。市場のマーケットというのは、結局のところ「心理的」な部分に大きく関わっているのです。

突発的な出来事や、過去に類のない出来事が発生した場合は、テクニカル分析の数値においても異常値になるのです。だからと言って、価格はすぐに正常値になるわけではない。そして、ある程度の時間をかけて、ゆっくりと回復していくのであります。

外部的な影響を受け過ぎているせいかもしれない

普段の価格とは、まったく違った値動きが発生した場合。メディアやTV。新聞などの情報は、とても騒がしくなります。そして、証券アナリストや経済ストラテジストの方たちなど。

彼らのような、テクニカル分析のプロフェッショナルからすれば、価格が異常値になった場合。元の正常値へ戻そうとする事が自然である。そう考えているのであります。

それは、当然の事と言えるでしょう。そうでなければ、市場に参加している投資家に対して、納得がいくような回答が得られません。ましては、賛同してもらえなくなってしまい、信用問題に発展するかもしれないのです。

そいうことであれば、抽象的で無難なコメントや対応に徹する。そうした方が、証券アナリストや経済ストラテジストの面子(メンツ)が誇示できるわけです。

実際に、彼らは分析のプロフェッショナルであります。しかし、実際にマーケットの中へ参加しているわけではありません。なので、投資に関わる心理的な部分においては、分析力に欠けるという事であります。

高値警戒感というのは幻想になっている場合がある

もしも、高値警戒感が発生しているのであれば、価格は下落しているのです。しかし、現状において、価格は一向に下落する事なく、むしろ、最高値を更新して行きながら上昇しております。

つまり、「売り方」が不在で、「買い方」のみが市場に存在している。需要と供給のバランスが保持されていないのです。ならば、高値圏において下落するというのは、たんなる幻想に過ぎないという事なのかも知れません。それは、現在のチャートを見れば一目瞭然であります。

しかし、価格というのは、いつか下落する。そして、上昇する傾斜が高くなれば、下落する反動も大きくなります。そういう事も考慮しながら、投資に望まなければならないのでしょう。