出来高の重要性を考えながら投資に望む

出来高というものは、投資家たちの活況を表す指標でもあります。つまり1人1人の行動が株価に反映しているわけです。誰かが売れば誰かが買うわけで、常に日々の出来高は変動してきます。その変化はトレンドがどのように変動するのかを知るための手段にもなります。

そして、意外にも出来高をあまり重要視しない人が多いことに驚きます。しかし、外国人投資家や大手のディーラーたちは、出来高を分析することでよりマーケットを理解する事につなげています。その結果として収益を向上させることができるのです。

ここでは出来高の解釈を把握して、相場に活用できるように解説しています。そうすることによって、相場の変動にも敏感に反応することができて、次の相場はどのように動くのかを先読みできる力が身につきます。

出来高その①
・始値に出来高が集中する

寄り付きの時間帯は、相場の活況に満ちています。というのも前日のデータの分析やファンダメンタルズ分析、テクニカル分析などを十分に準備した上で相場に臨んでいる人たちが多いわけです。

当然準備をしていれば、メンタル的にも強気になります。それが直接相場に反映させることができると考えているからです。しかし実際はどうでしょうか?

いざ始値でエントリーしてしまうと、自分が予想した方向にいくのであれば問題ありませんが、逆の方向に行ってしまった場合は、必ず決済に困ります。出来高が集中するということは、それだけ大きな値幅を伴うわけですから十分注意が必要です。

というよりも、そもそも寄り付きこそ明確なる指標がないわけだから、エントリーを控えるべきである。それをするだけでも、日々の損失を防ぐことができて収益を減らさずに済む。資金管理を徹底することができるというわけである。

出来高その②
・出来高は群集心理を表している

そもそも多くの個人投資家が損失を出しているというのは、外国人投資家や大手ディーラーたちの仕掛けがとても巧妙であるからと言える。つまり、出来高は個人投資家の参加者たちの感情の度合いを表していると言える。この感情の度合いは好感情ではなく、苦痛の感情として反映されている。

基本的に売買は、売り手がいて買い手が存在する。その時にお互い自分が正しいと思ったから、行動しているわけである。その行動は感情の強弱を表している。日経225先物取引は、 10円動くたびに敗者のお金が勝者のお金に移っていきます。

敗者 = 個人投資家
勝者 = 外国人投資家、大手ディーラー

この縮図が成立してしまっている。

出来高その③
・急激な出来高の変動は外国人投資家の仕掛け

しばらく停滞していたのにもかかわらず、価格が急に変動しはじめたりする場合、突然の出来事で対応できないのは当然である。というのも、急激な価格の動きというのは、まず敗者に対してパニックを起こさせて自分の建玉を損切りさせる。その損切り対して、順張りでさらに伸ばしていき、大パニックを起こさせる。

その個人投資家たちが一斉に損切りした後、おなかいっぱいになった外国人投資家たちは、徐々に下の方向へ戻して行く準備をします。結果的に値幅が元の位置に戻ったとしても、ほとんどの個人投資家が損切りしてしまい、損失を出してしまうということになります。

このように、トレンドを形成させる外国人投資家たちの手口は見事としか言いようがないのです。我々個人投資家にとって、適う相手ではありません。

出来高その④
・安定した出来高を確認する

突発的に出来高が変動している場合は、価格も元の値段に戻る可能性が高い。しかし安定して出来高が伴っている場合、そのトレンドが継続する可能性が高いといえます。つまり、相場を撤退した敗者達が居なくなり、勝者のみが変わってトレンドを形成しているからです。

逆に出来高が減少して来た場合、敗者の数も少ないということであり、そこはトレンドが反転する準備かもしれません。敗者がいなくなる一方、勝者が相場を作り上げるトレンドは反転する兆しにもなります。

個人投資家たちは、出来高をあまり重視しませんが、外国人投資家や大手ディーラーたちは出来高をしっかりと投資の材料に入れています。ローソク足と同じぐらい重要に、出来高を重視していきましょう。