人間はロボットではないので感情的にトレードするのは仕方がないことを理解する

日経225先物において、トレード中に感情的になってしまい、自分自身の売買スキルが乱れてしまう事など良くあることであります。

とくに、「損切り」する場面に遭遇する時など、著しくトレード規律が乱れる場合があります。自分自身の頭では理解していても、実行することができないような状態です。

では、なぜそのようなことが起こってしまうのでしょうか?それは、投資においては、心理的な要素が含まれているからなのでしょう。

だから、どんな些細な事であったとしても、間違いをしてしまうのであります。投資の不安、油断、焦燥、怒り、落胆など。さまざまな心理的な要素が含まれているという事であります。

システムトレードを開発すれば感情を排除する事ができる?

例えば、トレードスキルをプログラム化して、自動売買する方法もあります。それがシステムトレードであります。

現在、ゴールドマンサックス証券やクレディスイス証券など。大手ヘッジファンドの会社であれば、システムトレードを開発して「自動売買」を繰り返して収益を向上させております。

例えば、「言語アルゴリズム」による自動売買も、そのうちの1つであります。これは、どういうモノなのかといいますと、現在はインターネットを駆使して、さまざまな情報を集めることができるわけです。

その中から、注目するキーワードを集めることができます。例えば、「英国のEU離脱」や「米大統領トランプ氏に決定」など。それらのキーワードが、インターネット上にどれだけ公開されたのか?

そのキーワードによって、ネガティブなサプライズと捉える投資家はどれだけいるのか?結果的に、数値的に「売り」バイアスの確率の方が高ければ、一時的に自動で「売り」エントリーしたりするわけです。

逆に、2016年1月29日(金)日銀金融政策決定会合において「異次元金融緩和政策」というキーワードが、インターネット上で公開されました。それが数値的に「買い」バイアスの確率の方が高かったために、一時的に自動で「買い」エントリーしたという事です。

個人投資家がシステムトレードを開発するのはとても難しい

このようにして、各証券会社も自動売買を採用しているのであります。であれば、個人投資家においても、自動売買を開発すればよいのではないでしょうか?

それは、とても難しい挑戦になる事でしょう。なぜならば、システムトレードを開発するためには、過去の膨大なバックテスト、テクニカル分析の研究、アルゴリズム言語、地政学的リスクの回避、経済的、政治情勢による反応など。

様々な要素を理解して、完全に収益を向上させるようなモノでなければならないからです。ゴールドマンサックス証券のような、有名な企業がシステムトレードを開発するのであれば、おそらく数千人規模のプログラム専門家、経済学者、MBAホルダーなどの方の知識を集めて、本格的に取り組んでいるのでしょう。

そう考えてみれば、個人投資家が作ったシステムトレードなどは、どんなに甘い設定になってしまうのか?外国人投資家たちと比較してみれば、一目瞭然なのであります。

トレードする場合は感情を受け入れる努力をする

個人投資家の場合、トレードしているのは、間違いなく人間なのであります。各証券会社のように、どんなに有能なシステムトレードを開発したとしても、プログラム内容を作り上げているのは人間であるという事です。

つまり結果的に、人間の感情や要素を含ませて、収益を向上させるための「規律トレード」を開発しているということです。

トレードにおいて、永遠に感情的な要素とは切れない関係であることを理解しなければなりません。感情を排除する行為というのは、人間である以上は不可能であるという事です。

例えば、ある程度の経験を積めば、冷静になってトレードできるようになるかも知れません。しかし、まったくの要素を排除する事は出来ないという事であります。