NY取引市場がはじまる【ニューヨークセッション】にレンジブレイクを期待してしまう理由

nikkei225img-46

現在の指数先物の取引時間帯は、大幅に伸びました。夜間取引時間帯の中心である、ニューヨークセッションに関しては、翌朝05時30分まで取引が可能になりました。

なので、日中の取引ができない個人投資家であっても、参加しやすくなったという事であります。とくにサブインカム「副業」としての活動や視野が広げられるようになりました。

なかには、NY市場の時間帯に絞って、指数先物の取引をしている方もいらっしゃいます。そして、毎月の収支をコンスタントに向上させているのです。

もちろん、規律を守ってトレードしているから、それなりの収益を改善させる事ができているのでしょう。しかし、初心者トレーダーの場合、ニューヨークセッションだけを取り扱って取引することは、とてもリスクが高いと言えるでしょう。

上昇を期待してしまう

なぜかというと、価格が一方向へ進んでいくことを期待してしまうからです。どういう事かと言いますと、NY市場が始まれば「価格は上昇する」と思い込んでしまうのです。

というのも、株式投資をしている方は、日中の取引時間帯でしか売買ができないのです。しかも、信用取引を使用しなければ、ひたすら「買い」の判断のみで参加しなけばなりません。

少なくとも、日本の株式市場と、米国の株式市場は連動しています。その期待が含まれるほど、夜間に価格が上がってほしいと願うモノです。

でも実際は、そのような期待は裏切られる事になるかもしれません。なぜなら、価格というのは上昇・下落・停滞を繰り返すからです。

NY市場で良いニュースがあれば、当然上昇します。しかし、悪いニュースが重なれば下落するのは当たり前なのであります。

大陽線・大陰線を期待してしまう

1日の取引時間帯を3つに分けるとします。

・東京セッションの時間帯
・ロンドンセッションの時間帯
・ニューヨークセッションの時間帯

もしも、これら3つの取引時間帯が、すべて上昇すれば日足ローソクで見ると、大陽線になります。各セッションの始値から終値にかけて、すべて上昇しているという事です。

逆に、これら3つの取引時間帯すべてにおいて、下落すれば大陰線になります。各セッションの始値から終値にかけて、すべて下落しているという事です。

もしも、大陽線・大陰線が出現すると、とてもインパクトを残します。あの時、出現したことを鮮明に記憶されていくのです。

ただし、滅多にある出来事ではありません。ごく稀にしか起こらないからこそ印象に残るというモノなのでしょう。

にもかかわらず、いつになっても期待してしまうのです。特に、上昇してほしいという局面を希望するケースが多いのです。

レンジブレイクは滅多に起こらない

そして、上昇・下落トレンドというのは、毎回継続するわけではありません。どこかで価格の調整が起こるのです。つまり、ほとんどの場合は、保ち合い相場が続いていることになります。

なので、高値圏に関して分析すると、抵抗線であるレジスタンスラインを超えるということは、滅多に起こらないという事です。

特に、ニューヨークセッションでのレンジブレイクを期待してはいけません。チャートを見れば分かりますが、そのような場面に遭遇することは、果たして1年に何回あるのでしょうか?

投資の世界では、期待は禁物なのであります。とくに、損失を抱えてしまった場合には、その願望が強くなってしまうのです。

・相場が上昇する気が無いのなら、上昇しない
・相場が下落する気が無いのなら、下落しない

現在の価格だけが事実なのであります。何も期待をせずに、独自のトレードを全うすることだけに、力を注いでいけばよいという事であります。

もっと自分自身を信じて行動すべきでしょう。